防炎加工処理
ここでの防炎加工とは、名入れオーダー提灯の本体成形後に処理されたものを指します。通販提燈商品の成形前に防炎剤が組織に組み込まれた「難燃品」とは異なります。
防炎加工処理とは
文字通り、「炎を防ぐ」加工ですので「燃えない加工」ではなく「燃えにくくする加工」を防炎加工と呼びます。
通常、特注プリント製造の和紙提灯は非常に燃えやすい素材で作成されています。そのため一度火がついてしまえば、あっという間に燃え広がってしまいます。
しかし、そのような可燃物でも防炎加工を施して改良すれば、小さな火種に接したくらいでは容易に着火することはありません。名入れオーダー印刷提灯の火元に触れた部分は黒く焦げて炭化してしまいますが、自ら延焼拡大を抑制し周囲に燃え広がることを未然に防ぐのです。
防炎加工の必要性
日常的に火気の近くで仕事をしている飲食店舗様など、燃えやすいものに囲まれて生活している人々にとって防炎加工は必須とも言えるでしょう。普段気をつけているつもりでも、生活の中の何気ない見落としに出火原因は潜んでいます。
楽しいお祭りや賑わうお店が一瞬で火災現場と化さないように、参加者やお客様の生命を第一に考えることが最重要課題であり繁盛の土台となるのではないでしょうか。 華やかで楽しげなお祭りを演出するプリント作成印刷提灯を、火事の原因ではなく防止へと、その存在を転化させてくれるのが防炎加工です。
また、防炎加工の施されていない装飾が不可能であったショッピングモールや学校、劇場などにも防炎加工済み名入れオーダープリント提灯なら飾りつける事が可能です。
季節の特売品や学校行事、イベント会場などに何の飾りつけもないと寂しく活気づきません。きちんと安全性に配慮した装飾品で場を彩りましょう。
防炎加工提灯の保管方法
安全性を長く確保するためにも、防炎加工の施されたオーダー製造提灯は丁寧な保管方法をお願いいたしております。
そもそも、名入れプリント特注提灯は繊細な工芸品ですので、使用されない時には通気性の良い日陰で保管していただくのが長く愛用していただくコツです。雨や強風の日はビニールを被せて、使用後は木箱などに収納していただければ理想的です。