提灯がメインの三大祭り
名入れオーダー提灯は現代でも広く看板用などとしてオリジナル製造デザインをその丸く張られた和紙にプリント印刷し、格安価格で特注制作され利用されており、通販専門店である当通販店でも激安製造価格での名入れ作成販売を承っておりますが、これはれっきとした古来から伝わる日本特有の伝統文化品です。
そんなオーダー特注製造プリントちょうちんは各地方で行われる伝統的なお祭りも欠かすことはできず、それぞれの地方によってオーダー製作されるデザインや利用方法もさまざまなものがございます。
そこでここでその中でも、特にオーダー製造のちょうちんをメインとした日本の三大提灯祭りと呼ばれるお祭りについて、紹介してみたいと思います。お時間がある時にでも、暇つぶし程度にお読み頂ければと思います。
●竿燈まつり
秋田県秋田市にて、毎年8月3日~6日にかけて行われるお祭りで、名入れ製造した竿燈(かんとう)全体を稲穂に見立て、また連なる特注プリントちょうちんを米俵に見立てて、それを額や腰や肩などに乗せて練り歩き、豊作を祈るものです。またこれは、真夏の病魔や邪気を払うという意味合いもあり、ねぶり流しの行事として宝暦年間にはすでにこの原型があったともされています。
現在では重要無形民俗文化財としても指定されておりますこの秋田の竿燈まつりは、三大提灯祭りの他、青森のねぶた祭りや仙台の七夕まつりと並べられ、東北三大祭りのひとつともされています。
●二本松提灯祭り
福島県二本松市にございます二本松神社の例大祭として行われるお祭りで、毎年10月4日 ~6日に開催されています。
1643年(寛永20年)に二本松城(霞ヶ城)の城主として入府した丹羽光重(にわみつひで)は1664年(寛文4年)、二本松藩総鎮守として、領民であれば誰でも自由に参拝することができる二本松神社をまつったのが、このプリント名入れ提灯祭りの始まりだとされています。
このお祭りの見どころは4日の宵祭りで、300余りの特注製造ちょうちんを鈴なりに付けて作成された7台の太鼓台が中心部に集合して二本松神社の御神火で一斉に火が灯り、それらが市内を練り歩きます。その姿は圧巻でありまたどこか幻想的でもあります。
2011年より、福島県重要無形民俗文化財としても指定された由緒あるお祭りです。
●尾張津島天王祭
愛知県津島市と愛西市(旧・佐屋町)に伝わる津島神社のお祭りで、現在では毎年7月の第4土曜とその翌日にわたって行われています。
500年余りの歴史を持つ、日本の代表的な川祭りのひとつで、400個余りのオーダー特注ちょうちんをまとった巻藁船(まきわらぶね)が天王川を漕ぎ渡る姿はとても美しく、尾張津島天王祭の車楽舟行事として、重要無形民俗文化財にも指定されています。