提灯メンテナンスの注意点
提灯のお手入れ方法や保管方法を掲載致しました。
当店を初めてご利用になられるお客様は是非、ご一読下さいますことをおすすめ致します。
素材に合わせて利用環境を考える
現在、一般的に当店のようなネット通販などでも格安価格で作成販売されている提灯は大きくわけて二種類、和紙製とビニール製がございます。
その中でも、和紙を使って激安特注制作されたちょうちんの多くは、油引きと言ってその表面に専用の油を塗って水を弾くように加工されておりますが、しかしこれは完全なる防水加工というわけではありません。
また、和紙そのものもそれほど耐久性に優れているとは言えません。
そのため一般的には屋内利用向きとされており、反対に撥水性の高いビニール素材の提灯は屋外利用向きとされておりますので、そういった特性に合わせてご利用下さいますよう、お願い致します。
和紙提灯のお手入れ
油引きをしてある場合であっても、和紙ちょうちんを故意に濡らすのは避けたほうが良いとされており、汚れなどが付着してしまった場合でも、乾いた清潔なタオルや雑巾等で掃うくらいしかできません。
そのため普段からマメに埃などを掃い、汚れの付着には気を配って頂くことで、その寿命を延ばすことが可能です。
ただし、あまり強い力で掃っていると提灯の骨や和紙を傷つけてしまう恐れがありますので、ご注意下さい。
ビニール提灯のお手入れ
ビニールちょうちんの場合であってもマメに埃を掃うほうが良いでしょう。
しかし和紙製と違い、その表面に汚れが付着してしまった場合には、清潔なタオルなどで水拭きすることが可能です。
ただし、これもあまり力を入れすぎると破れてしまったりする恐れがありますのでご注意下さい。
また、洗剤や漂白剤などの使用は、プリント印刷しておりますオリジナルデザインのインクを退色させてしまったり、また剥がしてしまう場合もあるため、ご利用はお控え下さい。
保管方法
保管方法は和紙製でもビニール製でもさほど変わりはありませんが、特に和紙でオーダー製作されたちょうちんは湿気や虫食いにも弱いという性質を持っています。
そのため、保管する際にはまず提灯本体がしっかりと乾いた状態であるのを確認した上で、よく晴れた乾燥した日に丁寧に折り畳んで箱などに仕舞ってください。
また、この時に防虫剤や乾燥剤を一緒に入れるようお願い致します。
更に、月に一度くらいの割り合いでちょうちんを保管した箱の中の空気を入れ替え、そのタイミングで防虫剤と乾燥剤を交換していくと良いかと思います。